スポーツ走行をするにあたり、あると良いもの


レーシング・ウェア
大きなサーキットを走るにつれて、レーシングウェアが必須となります。
FIA公認レーシングウェアの着用をお勧めします。いざという時、耐火性があります。


レーシング・シューズ
街乗りでは、かかとのあるサンダルでも運転できます。
スポーツ走行では、微妙なアクセルワーク、ブレーキングが必要となります。
マニュアル・ミッション車では、クラッチが加わります。
レーシング・シューズは底が薄めで、ダイレクトなペダルワークになります。
FIA公認のレーシングシューズをお勧めします。


トルクレンチ
スポーツ走行の前後、ホイールナットの増し締めや確認を行います。
その際、人が感覚でホイールナットを締めてしまうと、えてして
絞め過ぎてしまいます。そして、ボルトを折ってしまったりします。
車ごとの、規定トルクというものがあり、それにしたがって締めます。
トルクレンチを使うと、設定された締め具合になると、「カチッ」と音がし、
締め過ぎ、締め忘れを防いでくれます。


サーキット・タイムアタック・カウンター
しばらく走っているうちに、車内からラップタイムを知りたくなってきます。
それをリアルタイムで教えてくれるのが、この商品のすごいところです。
時計周りのコースでは車の右側、半時計周りでは車の左側にセンサーを取り付けます。
コースの内側に向けて、フロントドアの下にガムテープでセンサーを固定してます。
最高速度、最速ラップタイムを表示してくれるので、重宝します。 関東では、Fuji Speedway、筑波2000、ヒーローしのい、千葉南サーキット、いずれも
動作しました。あると良いというカテゴリーにしましたが、個人的にはこれなしには
コースを走れません。


車載動画カメラ
うまくなってからではなくて、最初の慣れない段階から
録画しておく事をお勧めします。自分がどれだけ、上達したか
やがて、自分を励ます材料になるからです。
ある程度、うまくなってきても、上には上がいらっしゃるので
うまい方から、アドバイスをいただける資料になります。
デジタル・ビデオカメラは壊れても良いものを使いましょう^^
では、どうやってビデオカメラを取り付けるか、疑問に思う人もいるでしょう。
ロールバーが入っている人は、どうにでも固定できそうですが
純正の車では、取り付けるところがありません。
そこで、リアウィンドウのガラスに吸盤で貼り付けるステーを使いました。
これで、ビデオカメラが取り付けられます。


バケットシート
本当のバケットシートは前に折りたためないもの。座ったら身動きできない^^
通称セミ・バケットシートと呼ばれるリクライニング式のシートをお勧めします。
コーナーにと輸入すると強い横Gがかかり、遠心力により体がコーナーの外側に
投げ出される力が働きます。
その際に、このセミ・バケットシート、もしくは本物のバケットシートが役に立ちます。
やはりRECAROの製品はいいですね。
あわせて、シートレールというものが別途、必要になります。


4点シートベルト
常用車に標準装備の3点シートベルトでサーキットを走れなくもない。
ただ、コーナーで遠心力がかかるとつらい。
4点以上のシートベルトは走り込むにつれて必須になります。
バケットシートと4点ベルトでコーナーでも椅子に体か貼り付けられ
安定したコーナーリングができます。一般道ではこの3点シートを締めていないと
シートベルトをしていないものと見なされ違反となります。
一般道でどうしてもしたい場合、4点ベルトの上に、3点ベルトを^^

車高調(サスペンション・キット)
車高調って聞くと、車高を調整するだけの部品のように聞こえるけど、
ちょっと違うかもしれまん。
純正のサスペンションで何ら、不自由を感じなければ特に交換する必要も無く、
また、純正のサスペンションに限界を感じた場合、無理にこだわり続ける必要は
私は無いと思います。
社外製の少し良い車高調を入れると、まずコーナーが純正に比べて無理しないで
曲がれるようになります。ダンパーの設定を固くするとキビキビ曲がります。
お勧めは、オーリンズの車高調です。別次元の走りです。バネを純正より少し固くすると
サーキットでは運転しやすくなります。あまり固過ぎると、一般道が
ごつごつして辛くなります。フロント10K、リア8Kくらいのバネが一般道の限界でしょうか。


牽引フック
ミニ・サーキットを走っている分には必要ありませんが、
大きなサーキットを走るにつれて、牽引フックの装着が必要になる
場合があります。装着には車に加工が必要な場合が多いです。
牽引フックのお世話になりたくないものです。


追加メーター類
水温、エンジン・オイル温度、エンジン・オイルの油圧、冷却水の温度、
気がつくと、運転席がメーターの山になりがちです。
油圧計はエンジンオイルの劣化を察知してくれると言われています。
油温計はエンジンの温まり具合が分かり、スポーツ走行では最高どれくらい
まで上がってしまったのかチェックできます。
水温計も冷却水の温度をリアルタイムで管理できます。
ストレートが長い直線があるようなコースでは、みなさん各計器をチェック
しているようです。
3連メーターで油圧、油温、水温をつけている人が、比較的多いように思えます。
エンジンの回転数を表すタコメータが付いていない人は、そこからですかね^^


GPSロガー
GSPロガーって聞きなれない言葉かと思いますが、実に便利です。
コースをどの速さで、どの位置を走っていたか、記録する為の装置です。
走行後、自宅に帰り、パソコンに接続して、ライン取り等、チェックできます。
また、うまい人の走りが、公開されると非常に参考になります。



ブレーキ・ローター
ブレーキ・ローターもピンからキリまで商品があります。
1〜2万の安いローターを使うと、街乗りでは問題ないのですが
サーキット走行では、ヒビ(クラック)が入ってしまって、終了になります。
お勧めは、PMU SCR-PROです。放熱性が良いです。もっと効果なローターもありますが
十分使えます。表面が1mm削れたら交換です。



フロントパイプ
排気チューンですね。純正の車では排気効率を上げる余地が若干あります。
フロントパイプ、もしくはキャタライザーの交換により
車のバランスこ壊す事なく、比較的簡単に排気チューンが可能となります。
蜂の巣のようなセルの数が合法的に減らされていて、排気効率アップです。
交換後乗ってみると、あっと驚くでしょう。
音が変わって分かりやすいマフラーに目がいきがちですが、
マフラー交換前に、一度フロントパイプTuneをさなってはいかがでしょうか
車種により、形状が異なります。


ラジエターホース
純正のラジエターホースは、街乗りでは問題ありませんが、
過酷な環境のサーキット走行では、あまり長くもちません。
どこのメーカーでもよいので、強化ラジエターホースを使う事を
お勧めします。冷却水も少し良いものを入れましょう。


油圧ジャッキ
どの車も標準で緊急タイヤパンク用にパンダジャッキが付いています。
これを使ってタイヤ交換もできなくもないですが、くるくる回して
少ししか上がらず、非常に手間がかかります。
その問題を解決するのが、油圧ジャッキ、少ない力でぐいぐい車体を
持ち上げてくれます。


冷却水
スポーツ走行では少しでも、エンジンの冷却効率を上げたいもの。
冷却水の冷却効率が悪いと、エンジン・オイルの熱の発散に影響します。
一般に使われている、冷却水より、少し高いスポーツ走行にも耐えられるような
振動で泡が出来にくく、高温にも耐えられる冷却水が使われます。



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